ビジネスプランコンテストとM1グランプリの共通点

ビジネスプランコンテストとM1グランプリの共通点

こんにちは、経営コンサルタントの入野です。

年末、ビジネスプランコンテスト用のセミナーを開催し、お笑いのM1グランプリを見ました。

2009年はビジネスプランコンテストで出場者を支援したり、審査員になることが多かったのですが、

ビジネスプランコンテストとM1グランプリはやっぱり、似てる。。。
と改めて思いました。

本日は
M1グランプリと比較しながら、
ビジネスプランコンテストについて解説します。

共通点1: 「審査員に何が分かんねん!」という負け惜しみは間違い

確かに、漫才やビジネスプランを評価するのは非常に難しいです。

M1グランプリでも、審査員によって点数は一見バラバラです。
同じ出場者に対しても、
島田紳助は88点
松本人志は85点
神沼恵美子は94点
オール巨人は85点
と評価することもあります。

しかし、
点数はバラバラでも
誰が1位、2位、3位、4位、5位かという順位については
不思議とほぼすべての審査員の意見が一致しています。

ビジネスプランコンテストでも同様です。

ファイナリストが10名いても、
上位1位から下位10位までの順位はだいたい分かります。

理由は

    • 審査員は圧倒的に多くの事例を見ているから。
    • 審査員自身もプレーヤーになった経験があるから
  • トップクラスとそれ以下の差は圧倒的に大きいのが現実だから

たまにアホな審査員もいるかもしれませんし、
質疑応答の質が悪いビジネスプランコンテストは確かにありますが、

なんだかんだ言っても
順位については正確に分かるものなのです。

でも、コンテストに敗退して「審査員が悪い」と怒っているプレーヤーの大部分は
自分の力不足を他人のせいにしているだけであって、
自分の現在のレベルさえも理解していないだけだと考えた方がいいでしょう。

100本見れば、5位と55位の違いぐらいは正確に分かります。

共通点2: グランプリを獲得しても、必ずしもすぐ成功するわけではない

2008年のM1グランプリは
Non Styleが1位、オードリーが2位でした。

でも、売れたのはオードリー。

M1で評価されることとテレビで売れるということは少し違います。

同様に、
ビジネスプランコンテストで評価されたからといって
リアルビジネスで会社が大きく成長するとはかぎりません。

ビジネスプランコンテストで1位をとるような案件に
ベンチャーキャピタルが投資するかというと、
必ずしもそうではありません。

VCにすでに投資してもらっているような案件が
ビジネスプランコンテストの予選で敗退したケースもあります。

多くのビジネスプランコンテストでは、
「儲かるかどうか」よりも「社会性があるかどうか」が評価ポイントとして
重視される場合もあるので。

特に、日本のビジネスプランコンテストは
投資家向けのお披露目会というよりは
お祭りとしてのエンターテイメント色が強い傾向があります。

上位入賞しても、
「儲かるかどうか」が大前提のマネーの世界で
成功するとは必ずしもないのが実情です。

共通点3: 賞金ゲットを目的にしても意味がない

M1の賞金は1000万円。

貧乏な芸人さんには1000万円は大きな金額かもしれませんが、
2人で分けると500万円。

ボロアパートからマンションに引っ越して、
芸能人としてオシャレに金をかけざるをえなくなれば、
1年で使ってしまう金額です。

賞金の金額よりも、むしろ、
M1優勝というブランド効果で仕事の数やギャラの単価が上がることのほうが
効果としては大きいのです。

ビジネスプランコンテストでも同様です。

日本最大のビジネスプランコンテストでも、賞金は100万円。

多くのコンテストは50万円や30万円だけ。

賞金の金額はリアルビジネスではほとんど意味がありません。
10人ほどの会社でも半月もすれば、使い切ってしまう金額です。

賞金より重要なのは、
業務提携や資本提携のキッカケをつくること。

ビジネスプランコンテスト決勝の舞台に上がることによって
小さな会社でも業務提携や資本提携のスタートラインに立ちやすくなります。

なので、
ビジネスプランのプレゼンテーションでは
賞をとることを目的するよりも
具体的な業務提携や資本提携を目的としたほうがいいのです。

本日は以上です。

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